6月19日、JR西日本より、広島地区向けとして新製投入する予定の
新型直流電車227系の概要が発表されました。
イラストを見て、まず驚いたのは「赤」
インパクトがありますねぇ~!
外観、室内ともに「赤」を基調にコーディネートされるとのことで
厳島神社の大鳥居、広島県木のもみじ、広島カープなど広島らしさを象徴する
親しみを感じさせる色として採用されたようです。
個人的な意見としては、これまでJR西日本が採用してきた塗装のなかでも
最も広島らしく、強烈な印象を残すものになるのではないかと思っています。
今回、新車というだけではなく、JR西日本が開発を進めてきた
新保安システムを引っさげての登場となり、保安システムも更新。
車両自体も今年度中に43両、2018年までに276両を新製するとしています。
国鉄以来30年ぶりの新車!というだけでも
JR西日本の、広島地区へのこれまでの消極的な設備投資姿勢からすると
驚くような計画なのですが
西条駅の建て替え、白島新駅の開業準備、可部線の廃止区間の復活へ向けての工事、
さらには広島駅橋上駅舎工事の進展に加え、
駅ビルの改築が視野にきていることを考えると
隔世の感を覚えずにはいられません。
現行車の派生車(コストカットバージョン)になるのでは!?とみていた新製車両も、
蓋を開けてみれば、221系、223系、225系に続く227系と、
新しい設計となり、これだけでも随分と力が入っている気がしましたが、
新しい保安システム、227系ともに関西地区への展開も考えられているようです。
このあたりも、これまででは考えられないような展開で
良い意味で地域やJR西日本の意識向上の
先駆けになっていければ良いなと思います。
( イラストはJR西日本プレスリリース6月19日より引用。 )