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2016年7月25日月曜日

時を超えて普遍




博物館や美術館に出かける時、よくガイドブックや図録を買ってきます。


ところが・・・


これが、なかなか読めないんですよね~


内容がしっかりしてしているだけに、気合いをいれなきゃ、しっかり読めませんし、

読むにも時間がかかるんですよねぇ・・・。


いきおい、積んどくになってしまいやすい、私にとっては危険な買い物 (笑)


とはいえ・・・


内容がしっかりしているだけに、読む人を惹きつける魔力もあるんですよね!

一度、惹きこまれたなら、

自分を取り巻く世界を変えてしまうほどの影響を受けることもあります。


東京国立博物館ハンドブックの、この見開き。


見事ですよねぇ~~!!


火焔式土器なんて、この時代にして、このデザイン!

土偶に踊る人々!!!


遙かなる昔ですが・・・


それを感じさせないほど、活き活きと、現代に通じる何か・・・


あ~~ 東京国立博物館の、これらが置かれている、あの場所。


折にふれて行きたくなってしまいます!!





広島ブログ

2016年1月10日日曜日

今年、最初の一冊



今年最初の一冊!


ちょっと縁起をかついでみました


十二世紀のアニメーション - 国宝絵巻物に見る映画的・アニメ的なるもの -


絵巻物に造詣の深い、高畑 勲 さん


そう、あの高畑さん、


かぐや姫の物語を観た後だから、


絵巻物を数見てきた今だから!


もっと絵巻物を見る機会を持とうと思っている今だからこそ!



実のところ、発刊当時から欲しかったんですよね!


値段を見て、とりあえず見送ったあの頃、、

この手の本は、一度っきりしか刷らないものがありますから

いつの日か手に入る日って、あるのかしら?って思いながらでしたけれどね・・・


私が、まじめに一冊の本を読む時や選ぶ時には

まず、はじめに と あとがき を読むことにしています。


この本は、注文でしたから、あとがきを読んだのは購入後でしたけど、

読んで、はっ!と思わされました。


参考文献として特に恩恵を受け、特筆すべきものとして

小松 茂美 氏が編纂された「日本の絵巻」を挙げていらっしゃったからです。


日本の絵巻という全47巻とういう大著を、私も見てみなくてはと思わされましたが、

小松 茂美 氏の名前。


この本は、自分は早かれ、遅かれ見ておくべき本だったんだな!


小松氏は、就職後、広島で原爆にあって、死線をさまよう日々のなか、

厳島神社宝物庫が特別開扉されたというニュースを耳にし

その時以降、厳島神社蔵 平家納経 に心を奪われるところとなり、

徒手空拳で、その成立の解明に向け生涯を捧げた 小松 氏は、

日本の絵巻物に対して多くの足跡を残されています。


私がこれまで、読んだ本の中で、一番印象に残る

はじめに、と あとがき を書かれていた方でもあります。


もはや、自身による解明の時間は残されていないという無念。

まるでファウストのような夢の虜となって、

平家納経の解明という夢の旅路を終えたという、満足感なのかな・・・


平家納経といえば、日本の装飾教の白眉。 いうなれば、見るお経。

なんか、この本の あとがきを読んで、ここに戻ってきた感を感じ。


もう少しの間、この本の持つ縁起に触れて、楽しんで後、

少しづつ読み進めていくことにしましょうか!





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2015年11月2日月曜日

mono tone




今日は幻想的な風景をお楽しみいただければと思います!





目の前に、東山魁夷さんの絵画を観ているような景色がひろがります。




いよいよ深まりゆく秋のなか、


私にとって東山魁夷さんというと、いつも連ねて思い出すのが


玄宗の赤といわれる、奥田玄宗さんの紅葉。


この秋、そんな景色も見たいな!



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2015年8月31日月曜日

枕もとに庭園を!  日本の庭 ことはじめ



書店を巡り・・・


さぁ、もう帰ろうかと思い、振り返った反対の書棚が「庭」に関する本のコーナー


つい、手頃な一冊をめくってみたのが最後、


鳥のさえずりが聞こえて来るような、庭園の写真にやすらぎを覚え、

時間を忘れてしまうことしばし・・・


も、、買って帰るしかないか~



あちゃ~~ですが、枕もとに置いておくには手頃な一冊でしょう!


良い夢が見られますように!



題名からもわかるように立派な日本庭園の考察書ですが、

写真集コーナーに置いても良いのでは?と思うほど、写真が充実!

時々、文章も読み進めておけば、

庭園を眺める時のガイドブックとしても活躍してくれそうです!




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2015年5月26日火曜日

我が家にもあった!山水長巻



美術館に出かけて・・・


あれ、いい絵だったよな~!と思い出に浸りながら

また、普段の生活に戻っていく。 なかなかオツなものです!


時間をかけても、美術館を出た瞬間には忘れている作品もあれば、

今回のように、頭の隅に残り続けていく作品もあります。


今の自分の心のなかの何かに訴えるものがあるのでしょう。


そうそう、私も雪舟さんの作品をまとめた冊子を持っています!


布団の中で思い出して、翌日すご~く久しぶりに開いてみると・・・ 山水長巻あった~!


掲載は部分ですが、全16mの絵巻を眺めた後ですから印象が違って見えます!

じっくり眺めていますから、

やはりこの部分を取り上げるか~!と、ほくそ笑んでみたり。




運筆からみて、一気呵成に描いたものなのだとか・・・




この小学館「日本の美をめぐる」は、2002年刊行のもの。

当時、気になっていた画家ものだけ選んで数冊手に入れただけですが、
紙や印刷が良いですし、冊子だけに取り出しやすいこともあって、
今でも時々取り出して参考にしている資料です。


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