いつか、見ることが出来ずに過ごしてしまった風景が、目の前にあります!
思わず、小声で「かっこいい!!」なんて呟いてしまった自分もいます。
この9月から運行を開始した、SLやまぐち号の新型旧型客車。
文字にすると、何いってんだろ・・?的な新しい古い客車ですが、
思い出の時代へと旅する人には、こんな昔の形の列車じゃないと駄目なんですね。
私が、この客車を、この8月に新山口駅の構内で初めて見たのも夜のことでした。
その時は、何人もの作業員の方が客車の中や周囲に取り付いて、
運行開始に向けての試験を行っているようでしたけど、
ブラインドを、ほとんど閉じているとはいえ、室内灯を点灯させている姿は、
昔、夢見た夜汽車の姿であり、
一刻も早く乗りに行きたいという、胸の高まりが抑えられませんでした。
そんな私が手にしたのは、9月3日のチケット。
なんと、新型客車による2日目の運行日のこと!!!
そして・・・ そんな私が今、楽しみにしているのは!
今年は12月も運行予定が組まれていますので、
帰りは、途中から夜汽車の風景になること!!
もうチケットは手にしているのですが、
そんな夜汽車の景色を思い浮かべていると、乗車までの日が待ちきれなくて、
新山口駅で撮影。
写真は、SLではなくて、やまぐち号の新山口到着後、ディーゼル機関車が
客車を引き上げ線へと回送している場面。
私が中・高校生の頃には、まだ山陰や四国の一部に残っていた
ディーゼル機関車が引っ張る、旧型客車列車のように見えます。
もう数年後には、ある程度自由に使えるお金を手にするようになり、
中四国くらいへの遠征なら行えるようになるのですが
その少し前・・・当時の国鉄の終焉とともに、消え去っていきました。
あと少し早く、旅行ができるようになっていれば、たとえ数回でも
乗車機会が持てたのに・・・という
当時の悔しい思い出を癒やしてくれる、私にとって感慨深い、夜の回送列車。
今度こそは、嬉しいことに、走り去ってはいかない。
なぜなら、そういう懐かしい時代の旅行風景を、今のテクノロジーを
注ぎ込んで、できるだけ忠実、しかも快適に、現代の基準を満たしつつ、
安全な旅になるように再現したのだから。
JR西日本さん・・・
やまぐち号のオフシーズンにでも、ディーゼル機関車牽引の新型旧型客車
臨時鈍行企画なんてやって頂けませんか!? その運行時間の一部が
夜にかかっていると、私なんて嬉しくて仕方が無いのですが・・・(笑)