1942(昭和17)年生まれ・・・ といいますから、
来年・・・ 2012(平成24)で、満70歳を迎えます!
これほど・・・
広島らしさを象徴する電車も他に無いと思います。
もしも・・・ 観光で訪れた時に、乗るチャンスがあるならば!
グリーンムーバ(5000形) か Max(5100形)
と
この650形は、特にオススメかも!!!
( 福岡、北九州、神戸、大阪、京都から訪れた方なら、
それぞれの街を走っていた電車も良いですね! )
全国を見渡せば・・・
もっと古い車両が走っている例もあるのですが・・・
都市内で通勤時間帯も含めて他の車両と区別することなく使用。
登場以来、ずっと現役で活躍を続けている。
・・・という点でみれば、最も長寿を誇るケースと言えるでしょう。
他の車両に比べて若干小さいものの・・・ 特に居住性が劣る訳ではなく
むしろ、夜に乗ると木目にニス塗りの車内に
落ち着きを覚えたり!
太平洋戦争開戦の翌年に生まれた650形の5両・・・
軍事都市と共に歩んだ頃。
原爆投下で被災、復旧を待った日々。
(全焼655、半焼651、大破653・654、小破652)
広島の復興の槌音と共に歩んだ頃。
自動車交通の増加に伴う廃止論の台頭で全廃に怯えた日々。
昭和42年に自動車との接触事故で失った655。
3扉を2扉に変えて、運転手のみのワンマン乗務となった昭和50年。
( 閉じられた扉は今も残っています。 )
方向幕を大型のものに変更、満を持して冷房を搭載した
昭和50年代後半から60年代。
超好景気に沸き、再び廃止論議が盛んになるも、減速と共に後退・・・
路面電車先進国ドイツからグリーンムーバを空輸して輸入
・・・という広電が仕掛けたイベントが
一つの契機となって、一気にLRT時代へ。
その新型車の増備に伴って、654は廃車、広島市交通科学館へ保存。
653は予備車に。
残っている・・・ 651、652が今日も活躍中!!!
参考資料・・・ 広電が走る街今昔 長船 友則 (JTB)
私鉄の車両3 広島電鉄 (保育社)
鉄道ピクトリアル1990年11月号「広島電鉄」 (鉄道図書刊行会)
写真は白島線八丁堀に停車中(上)、日赤病院前付近(下)651形