2013年6月13日木曜日

ミシュラン・ガイド広島が見せてくれたもの





人生も 長めになってきますと・・・ 時々



まさか こんな展開になってくるとは、思わなかったな~!・・・という事に

出くわすことがあるものですが



昔、書店で



英語版かの  海外版の ミシュラン・ガイド を手にとって眺めた時・・・



まさか・・・


地元の版が発売される日があろうとは思いもしませんでした。。。




昨秋・・・ 広島版の発売予定が発表された時



は。。。!?



・・・というのが、第一印象でした。



実のところ国内は 関西版で打ち止めになるだろうと思っていましたし、

先に発売された 北海道版に至っては、存在すら知りません。



九州版じゃなくってか?



山陽版でもなくて 広島版。。。???




しかも・・・ これまでの、国内3版と比べても 対象となるエリアが狭く

ライト版として発売するつもりかしら!?とさえ思ったものです。



ただ・・・ 冷静に考えてみると



海外の方で・・・ 名前を知られている日本の都市といえば

東京 と 広島 だとよく言われます。 



インターネットの旅行サイトで有名な トリップアドバイザー が、毎年行う

外国人に人気の日本の観光スポット にも注目しているのですが

原爆ドーム と 厳島神社 が5位以内の常連となっています。


( 特に、現場ドーム は 2012、13年の2年連続で1位、 宮島も1位になった事があります。

言うなれば、行って良かった!という満足度なのですから驚きます! )



広島 が 国際的な知名度の高さが際立つ地域であるというのは

以前から知られている、他の都市と比べての特徴の一つの特徴でもありますし、

他の地域に比べて、欧米人の観光客の比率が高いことでも知られています。



考えてみれば それなりに理由があるなぁ・・・





そして この 5月17日



ミシュラン・ガイド 広島 特別版 2013 が発売されました!


市内の書店の特設コーナーで 赤い表紙 を手に取る人多数。


広島で ☆評価を受けるレストラン は、ついに現実のものとなりました。



私も、購入したのですが・・・



このなかに掲載されているお店に行けば、

少なくとも 当たらずとも外れないのは確かでしょう。



大事な方を招待する時 や ここ一番の時 など、失敗できない

一席を設ける時には とても参考になるのではないでしょうか!?



最近は、影響力が落ちてきているとされる ミシュランガイド ですが

やはり TV や 雑誌 などのグルメ情報と比較して

公正な印象を受けます。

 ( こればかりは、地元版を見て初めて分かったことです。 )



一読して面白い思ったのは・・・



あくまでビジターの視点で、親切にガイドしてあること。


トリップアドバイザにしてもそうですが

宣伝色が薄いこと。

ブランド感や格式にとらわれていないこと。

広島の持つ 地域性 や 食材感 を高く評価していること などでしょう。



カバーに 「おいしい広島を大発見。」 とありますが

おそらくは 広島県の 「おしい!広島県」 のキャンペーンに被せての事でしょう。



とかく 権威 ・・・のように思われがちな ミシュラン・ガイド なのですが

今、売り出し中の 広島県の観光 を

側面から支援しようとしているようにも思えます。


どこか 味 な印象を受けますね!





赤いガイドブックを手に ビジターとして、広島にやって来た方が



とりあえず・・・



ランチは 地元の人が好むのものを手軽に食べて・・・


ディナーは 素材を丹念に、調理した高級なお店を予約して!


ブレックファーストは 家庭料理のような感じのものを探してみようか!


そんな・・・


多彩な 「食」の要求に応じられるのではないでしょうか!?






私は 発売以来・・・




ガイドブック のみならず

ネットやテレビなどの関連項目もチェックしていますが



ミシュラン・ガイド広島 が浮き彫りにしたものは


案外、食としての評価といった以上に

都市や地域としての格付といったものではないでしょうか!?



なぜ・・・ 福岡 や 名古屋 より先に?

初掲載となった お好み焼 に対しては関西からの声。




私たちは 普段・・・



人口規模の大きな街であることそのものが


そのまま都市の魅力のように感じ


知らず知らずのうちに 街 を 格付けしているようなところがあるのですが



今回の 広島 は


観光地としての 街 や 地域 としての 個性 や 魅力 が評価され

ピックアップされたものではないでしょうか!?


このことは・・・ これからの 広島の街 や 地域づくりの

一つの参考になるように思います。