地元企業であるマツダが、海島博への出展テーマに選んだのはルマン。 その名も
マツダ モータースポーツ館
長年、ルマン24時間耐久レースへの参加を続けてきていたマツダらしいテーマでもあります。
ルマンへの参加11回目を迎えたこの年(1989年)6月10日~11日に行われたレースでは、
201号車が7位、202号車が9位と健闘していまして、
会場では、マツダ757 203号車 ※ をパビリオン前に展示。
パビリオンの中でドライバー視点による映像をボディソニックシートで楽しむ趣向でした!
会期中には、マツダチームのドライバー 寺田 陽次郎 氏 も訪れてイベントに参加!
まさか、海島博にて、このテーマで出展して後、
1991年にマツダがルマン総合優勝するとまでは思っていませんでしたが、
マツダ モータースポーツ館の来場者にとっては、
ルマンでの優勝がより身近に感じられた、良い思い出になっていることでしょう!
ちなみに・・・
博覧会の海と島というテーマからは外れているような気もしますが、
これこそが当時らしさといいますか、ともかくも、
この頃の日本は空前のレースブームを迎えていました!
F1では、今でも語りぐさになっている
アイルトン・セナ、アラン・プロスト、リカルト・パトレーゼといったドライバー達が活躍!
当時、レースの模様はテレビ放送され、レースの展開について、
翌日は野球などに続いてけっこう話題になっていたほどの大ブームでした!
海島博でも、マツダの他、JTもF3000の世界を体感する映像のパビリオン、
JT館 EXCITING SPIRIT で出展。 レースというテーマで被っていますが、
今、もし博覧会があるとしても、こんな感じにはならないような気がします。
現在ならば、何をテーマにして出展するのかについて、考えてみるのも楽しそうです!
マツダ モータースポーツ館 で使われた映像が、一昨年である1988年シーズンの
ものなのか、その年1989年のものなのかは、今回わかりませんでした。
今後、判明次第追記する予定です。
( ※ 1988年シーズンの 寺田 陽次郎 氏の搭乗車と思われる。 )