かって、西日本鉄道の電車として福岡市内を走った電車は
今日も元気に広島の街を走っています。
その名は 3000形
広島に住んでいる方なら、広島駅から宮島口までの、
市内線、宮島線直通の主力車両としてとして使用された後、
新型電車が投入されるようになって以降は、市内線の車両として使われている電車で
あることまでご存知の事でしょう。
今となっては宮島線直通色であるサーモンピンクをを纏う唯一の形式ともなりましたね。
その3000形のうち、3005、3006が7月に引退、ミャンマーへと譲渡、
ヤンゴンで運行される予定のようです。
そうなのか・・・ 君はミャンマーへと旅立つのか。
2014年に路面電車まつりに出かけた際、3006号の姿を捉えていました。
残る5編成は、引き続き広島で頑張って欲しいですね!
広電というと、この福岡市内線電車に限らず、路面電車廃止の趨勢のなか
西日本各地で廃止された路面電車車両を譲り受けて、塗装も大きく変更せず、
往時の面影を残すことから動く電車の博物館とも呼ばれます。
しかし3000形に限っていえば、かっては広電の花形だったからでしょうか!?
もともと2両だった編成を3両に改造、正面の大きなライトを取り去り、
色も広電宮島線直通色のサーモンピンクへと、ぱっと見の面影は少なくなっています。
今回、この展示を書くにあたって気になったのが、
福岡市内線の電車って保存されていたのかな?ということです。
ちょっと調べてみたのですが、北九州市内線で使われた車両が
有志や自治体のてによって比較的良好な状態で保存されているのに対して、
福岡市内線電車は西日本鉄道や、福岡市において
体系的に残されることがなかったと思われ、
何両か公園などに保存された車両も、その後に解体されたものがあるようです。
( 路面電車から地下鉄へと歴史を歩む都市で、路面電車車両を体系的に保存していない例は珍しい。 )
西日本鉄道さん、福岡市交通局さん、
広電3000形から西日本鉄道福岡市内線1200形への復元は決して
難しくはないと思いますが、保存のための電車の引き取りを希望しておくならば、
今のうちではありませんか!?と記しておきたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿