4月22日
5月の伊勢志摩サミット時の日本訪問時に、
オバマ大統領の広島訪問が実現する見通しとなったことが、
メディアによって大きく伝えられました。
とても感慨深いです。
私を含め、広島出身者の方にとって、
ちょっと、長崎や沖縄を除く他県出身の方や、
もしくは居住するか、特別な感慨をもって訪れたことのある経験のある方でもないと
感じにくいであろう何か・・・
言葉に言い表せない日となったのではないでしょうか。
この3地域ほど、日本国内において、
VIPが訪れるという行動そのものに、特別の意味を持つ場所も他にないからです。
私を含め、広島出身者の方にとって、
ちょっと、長崎や沖縄を除く他県出身の方や、
もしくは居住するか、特別な感慨をもって訪れたことのある経験のある方でもないと
感じにくいであろう何か・・・
言葉に言い表せない日となったのではないでしょうか。
この3地域ほど、日本国内において、
VIPが訪れるという行動そのものに、特別の意味を持つ場所も他にないからです。
今、思い返せば、オバマ大統領は就任後、
8月6日の平和記念式典に、当時のルース駐日大使が出席するようになり、
2008年には、広島市で行われたG8下院議長会議に出席した、
ペロシ下院議長が他の参加国の出席者と共に、慰霊碑に献花。
2015年には現職のケネディ駐日大使と共に、
ガテマラ-国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)が平和記念式典に出席。
去る、4月11日にはG7外相会合に出席した、ケリー国務長官が
予定時間を大きく超えた長い時間の資料館見学後に、
他の参加国外相らとともに慰霊碑に献花。
その後、自らの提案で、各国外相と、当初の予定に無かった原爆ドームと歩みを進め、
見学を実現させるなど、大統領訪問に向けて着実に布石を打ってきているなかで
今日のニュースとなりました。
実のところ、
私はケリー国務長官の広島訪問は、今回のG7外相会合の日程のなかでの
形式色の強い訪問となるものとなるであろうと思っていたのですが、
ケリー氏は、自身の広島訪問を実り多きものとするべく努力しているかのように、
被爆地の訪問や印象や、今後の可能性を自らの言葉で語り、
予定外の観光に買い物、食事と、短い時間で多くのものを堪能されてからの帰国となりました。
余談ではありますけど、これまでの広島の公式訪問史上のなかにおいても、
ケリー氏ほど、日程に、観光も含めて、精力的に動かれたVIPも珍しいのではないでしょうか。
ルース氏がアメリカの代表として、平和記念式典に初めて参列した日を思い返しながら、
ついにここまで来た・・・と感じ入ったのは、私だけではないでしょう。
就任したころから、広島訪問の可能性を語り、実現すれば光栄だと語っていたオバマ氏。
被爆者であり、2年前に亡くなった祖母が、生前
オバマさん、広島に来ることになるかも知れないね と話す私に
「 謝罪はせんでええと思う。 謝罪いいよったら、カネの話になっていくけぇ。
来て慰霊碑に参ってくれれば、それでええよ。
アメリカの大統領が実際に広島に来ようと思うだけでも難しいことじゃけぇ。 」
・・・といった旨のことを語っていました。
・・・といった旨のことを語っていました。
その通りですね。
残り少ない任期とはいいながら、政治的なリスクも予想されてるしょう。
残り少ない任期とはいいながら、政治的なリスクも予想されてるしょう。
未踏の領域へと踏み込んでいこうとしているのですから。
訪問の実現に向けて、ここまで、少なからぬ努力を傾けてきている、
アメリカのホワイトハウスと、日本政府関係者の方々に敬意を表します。
大統領が被爆地を訪れる。
それは、人々の心に、小さからぬさざ波をたてることになるでしょう。
平和を願う心同士が共鳴しあえるように、アメリカという大国が行動する。
小さいようで、小さくはない
今の時点でも、
あの時、核兵器による日本への報復攻撃は間違っていたのではないか?という考えが、
アメリカの若い世代の人たちを中心に拡がりつつあるといわれています。
今回のケリー国務長官広島訪問の際に、ワシントン・ポスト紙、ニューヨークタイムス紙などが、
オバマ大統領も広島を訪問すべきという旨の社説を掲載したことも
そういう時代がやってきていることを感じられる、大きなトピックスといえるでしょう。
この動きが、多くの人々の心にさざ波を立てていくとするならば、
このたびの一連の行動は、政治パフォーマンスということにとどまることなく、
やがては大きなうねりとなり
いつの日か、世界全体の軍事費、戦争自体が少なくなる可能性につなげていくこともできる、
有意義なものになり得るといえるのでは無いでしょうか。
平和を願う心同士が共鳴しあえるように、アメリカという大国が行動する。
小さいようで、小さくはない
今の時点でも、
あの時、核兵器による日本への報復攻撃は間違っていたのではないか?という考えが、
アメリカの若い世代の人たちを中心に拡がりつつあるといわれています。
今回のケリー国務長官広島訪問の際に、ワシントン・ポスト紙、ニューヨークタイムス紙などが、
オバマ大統領も広島を訪問すべきという旨の社説を掲載したことも
そういう時代がやってきていることを感じられる、大きなトピックスといえるでしょう。
この動きが、多くの人々の心にさざ波を立てていくとするならば、
このたびの一連の行動は、政治パフォーマンスということにとどまることなく、
やがては大きなうねりとなり
いつの日か、世界全体の軍事費、戦争自体が少なくなる可能性につなげていくこともできる、
有意義なものになり得るといえるのでは無いでしょうか。