京都鉄道博物館の開館が、4月29日に迫ってきています!!
当館には、津山まなびの鉄道館に関する展示がありまして、
当然のように、京都鉄道博物館に関する展示も用意されていながら、
一度はお蔵入りしかけましたが・・・
開館秒読み!ということもありまして、こちらも紹介していきましょう!!
昨年、8月30日・・・ 1972(昭和47)10月10月より43年の歴史を刻んだ
梅小路蒸気機関車館が閉館となりました。
これは、4月29日、開館予定の「京都鉄道博物館」の開館準備へ向けての一時的な閉鎖。
・
・・とは申せ、長らく親しんだ「梅小路」の名が
博物館の正式名称から消えてしまうのかと思うと、少し寂しいような。。
それでいて、鉄道の博物館がこれほどまでに充実してくるとは!という驚き、感慨も!
かって、東京神田の万世橋にあった交通博物館は、
日本の歴史における鉄道の役割からみれて、子供心にも、あまりにもささやかな印象で、
世界一の規模といわれる、イギリスはヨーク鉄道博物館あたりと比較しながら、
彼の地の層の厚さを羨ましく感じたりしていました。
それから後、国鉄からJRに移行するあたりから、風向きが変わりはじめ、
北海道の小樽の北海道鉄道記念館が拡張。(現在の小樽市総合博物館)
北九州市には、JR九州の九州鉄道記念館が開館。
埼玉県の大宮には、
万世橋の交通博物館から規模、資料ともに充実させ移転した
JR東日本の鉄道博物館が開館。
名古屋にはJR東海のリニア・鉄道館が開館など
全国の、JR系の博物館や資料館といった施設だけでも年を追うごとに充実。
それ意外でも、歴史的な車両や資料については、
車両基地などで保管措置が取られています。
その他、私鉄についても、自社の鉄道施設、歴史的車両の保存措置を
取る動きが目立つようになってきていて、
今や、一昔前では想像もできなかったほどの、鉄道博物館、資料館が充実。
世界的に見ても、鉄道博物館大国といって良いほどの充実度を誇るようになってきています。
そして・・・
そう、関西には、JR西日本の2つ、
大阪は弁天町の交通科学博物館と、梅小路蒸気機関車館。(ともに閉館)
大阪の交通科学館は、東京、万世橋の交通博物館が早い段階で
現状以上の資料を展示する余裕を失ってしまっていたためか、
後々まで狭い敷地をやりくりして保存車両を充実させ続けてきたこともあって、
昭和中期頃の、今となっては貴重な車両群は、こちらに主に収蔵されてきていました。
対する、梅小路は、蒸気機関車を動かせる状態のまま、
かっての京都機関庫とともに、システムとして保存、
日本の蒸気機関車名車コレクションともいうべき、梅小路蒸気機関車館があり、
今回の京都鉄道博物館は、
この2つの博物館の保存車両に、JR西日本の車両としても活躍した
車両を新たに加え同じ場所で保存展示する博物館といえるでしょう。
この博物館、これまでの鉄道の博物館と比べて、
収蔵車両や博物館の機能などが特徴的で、興味深いですね!
まず、C62形蒸気機関車 なんと、1号機、2号機、26号機 の3両を保存、展示!
C62というと、保存車両は、全国でも、梅小路の3両以外ですと、
JR北海道の所有する3号機、リニア・鉄道館の17号機の2両のみ。
保存全5両のうち3両が集結していることになります。
実はD51形蒸気機関車も、梅小路の1号機、200号機が保存されていて、
弁天町に保存されていた2号機と合わせて3両になるのかと思いましたが、
2号機は、同じ弁天町の仲間、ディーゼル機関車DD13、DF50とともに
岡山の津山扇形機関庫へと移されました。 まさかの津山まなびの鉄道館の充実!
博物館に保存される鉄道車両といえば、多くの場合1形式のうちで代表的な1両。
電車など編成が重要なものですと、
先頭車と、中間車の2両が残されることがあるくらいですが、
京都は、新幹線0系のトップナンバーが先頭車2両の中間車2両と、一応編成となる4両。
トワイライトエクスプレスが機関車込みで5両が保存されるなど、
こちらも、ちょっとした編成が組める単位で保存される点で珍しい!というか・・・
ダイナミックだな~!!
ダイナミックだな~!!
機能というと、ここは博物館というだけでなく、
現役の「梅小路運転区」(機関車の車両基地)。
収蔵の規模を増やすだけでなく、蒸気機関車を修繕するための
メンテナンス工場も新たに設けられました。
同じ梅小路公園内には、京都市の市電の保存公園と京都水族館も隣接。
今後、アクセスを改善するため、駅を設置することも決まっているなど、
今後、梅小路は、ますます文化型のテーマパークとして、
充実していくことになりそうですね!!
そうそう、京都鉄道博物館のイメージキャラクターって
「ウメテツ」って
ツバメのキャラクターなんですよね~
親しみを感じるなぁ!!
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