2016年4月10日日曜日

いつ見ても、何度見ても・・・ 




いつ見ても、 何度見ても、 ため息が漏れてしまうほどの美しさ・・・



よく、あの時代に、こんな建物にゴーサインを出したよなぁ~



発想の大胆さ、建物事態の美しさ、借景の見事さ、神秘性

自然条件に逆らわず、積極的に取り込むことで、周囲と一体化させる技術力


土地の持つストーリー、この地ゆえに可能であったと思われる建築の地域性

海という場所、時間により刻々と、また季節による変化によりもたらされる演出力

脈々と伝えられてきた、武具、平家納経に舞楽など、当時超一級の文化。


今の時代をもってしても、これほどまで練られた構想によるであろう

海上構造物は、ちょっと思いつかないほどです。



桜が、ほぼ満開となった、先週の土曜日、

今年初めて、宮島へと渡ってきました。



平家政権が、その勢力を誇ったのは、わずかに20年余り。


しかし その短い期間に平家時代いえるほどの時代を築いた絶頂期から一転、

わずか数年の後、壇ノ浦へと追いつめられながら、

果たして、現在に至るまで、誰が自分たちの残していくことになる影響の大きさを、

想像し得たことでしょう。




平家一族は散り散りに滅びようとも、

彼らが、当時の持てる限りの力と技術力を注ぎ込んだであろう建物は、

今や、噂を聞きつけた人々が日本各地をはじめ、世界からも訪れる場所になりました。


これぞ世界遺産だ!とは、宮島が世界遺産リストに登録された際に

世界遺産委員会の会場にて、参加した委員から、口々に漏れていた言葉といいます。


今、平家の一問が どこからか見ているとするならば、今、何を想うのでしょう?



近年は・・・ 私は、この景色を眺めるたびに、

生まれて後、亡くなるまで、その人自身に与えられた運命や境遇のなかで、

一生懸命に生きていく大事さを、教えて貰っているような気がします。


それが、どう評価されるのは、時間を経てみないとわからない。








この、4月10日、11日、

広島で初めてのサミット関連行事となる G7外相会合 に参加していた、

各国の外相や外相婦人も、ここ厳島神社を訪れたようですね。


多忙な日程の中ではありますが、これぞ役得!


苦労してでも、訪れてみる価値のある場所であると思います。



広島ブログ

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