鳴門にやって来た!!
さぁ、どこを観光しようか!?と、駅に出かけパンフレットを眺めていると
渡船
おぉ! 何と生活感の感じられる言葉であろう!
人によって、心地良いとか、楽しいと、心くすぐられる部分は異なるけれど、
私にとっては一大エンターテイメントに匹敵するのではないか!というほどの
魅力溢れている渡船。
・・・にもかかわらず、その渡船の運賃は無料といのが、
ちょっとばかり嬉しく感じられつつも、申し訳ない気がしないでもない。
この気持はわかりにくいかも知れないけれど、
中・高校生の多感な時期に国鉄の再建、ローカル線廃止の嵐を感じていた私としては、
地方の生活路線を応援したいという気持ちは少なからずある。
せめて、ジモティの気持ちになって、利用してみよう・・・渡船!!
全3航路あるが、今回はひと航路にしておこう。
また来る機会がある! いゃ、また来たい。
だって、いつか全航路を制覇したいものね!!
マイカーのナビを頼りに、大きな道から、小さいクルマでも窮屈に感じられる
生活道の細い道へと入っていく。
あと50mもすれば、船着場に着くハズだけどな?と思いつつ走ると、
急に視界が開けた。 ここが船着場なのだろうと思いながら車を降りる。
ちょっと見つかりにくかったけれど、ささやかな港が見えた。
模型にしたいような可愛らしい船と船着場!!
おぉ、この船は!
、いつぞや、しまなみ海道のどこやらで見かけたのと、同じタイプのフェリーボート。
見たことはあっても、乗るのは初めて! 胸の高まりを覚える。
ちょうど、同時にやって来られた方に、次の便の時間とお手洗いの場所を尋ねる。
お手洗いを済ませ、興味津津に、船を眺めていると、
「まだ時間があるよ、あそこの待合室で休めるよ!」と、
先ほどの方が、わざわざ呼びに来てくださる。
申し訳なくも、有り難いことと思い、私も待合室に入ることにした。
狭い待合室に、10人ばかり。 雑談に花が咲いており、それとなく聴き入る。
生活の身近にある船着場ならではの風景。
短い時間だったけれど、思い出に残る場面で、来て良かったと思う。
潮風が心地いい!
乗っている方の多数が、自転車を持ち込んでの乗船。
皆さん、船に乗る前も、降りてから後も、そこそこ距離をゆくのだろう。
奥には橋が架かる。
近くに見えるけれど、ママチャリだとけっこう体力を使いそう。
けっこう長い桟橋。 冬場は厳しいだろうなぁ。
到着後、すぐさま折り返しの便となる。
行き帰りとも、けっこうな賑わい。
短い船旅ではあるけれど、渡船というのは何ともいえぬ味わいがある。
その余韻に浸りつつ、
さぁ、いよいよお次は鳴門大橋だ!
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