2015年7月6日月曜日

戦中から走り続けて  ~ 広島電鉄653号 ~




おっ!


たまたま通りががかった広電千田車庫で許可を得て撮影。

これから出庫するところです。


RCCと広島電鉄の共同企画「被爆電車特別運行プロジェクト」のために

色を塗りかえた653号 これが往時の塗装なのだとか。


う~ん、今の色の方が良いよなぁ!と思ってしまいますが、

予備車となっている653号が元気に動く姿を見るのは素直に嬉しい!





あの日、江波付近で被爆。

大破するも、その後復旧され、近年は予備車的な扱いとなっていますが、

引き続き稼働可能な状態を維持しています。


ちなみに・・・


現在も、日々の運行に入っている651号は、中電前付近を走行中に被爆し半焼。


その3日後に撮影された写真が残されていますが、衝撃的なもので、

よくぞ、今まで生き延びて活躍していてくれているものと思わされます。


車歴の長さから当時からは改修されている点も多いので

( 写真手前の扉の閉鎖、方向幕、クーラー取り付けなど )

ほとんどが鋼製部品に置き換えられているものと思いきや、

イベントの時に車体を下から覗いたときに、木製部分が残っていることに、

安堵感と感慨を覚ました。


戦後70年。


今日も走り続けることによって、

走ることそのもので

周囲に何かを語りかけているかのようにさえ感じられます。




広島ブログ

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