2015年2月22日日曜日

アカデミイ書店



子供の頃から、広島大学千田キャンパス(元の本部)が通り道だったこともあって、
古書店の定点観測というのは、古くからの私の楽しみ!


あれから、時が流て、古本屋さんの軒先の風景も変わり、
ブックオフや、アマゾンといった大手による流通主流となった今でも、私の支出のなかで
書籍購入費の割合が高いこともあって、購入費の一部は古書に頼っています。


でも、何ていうのでしょう  世の中が便利になり、例えば鉄道の改札が自動改札に
変わった今でも、特別な切符は手で鋏を入れて欲しいと感じるのと同じように

古書店のお店の軒先も、また独特の風情が楽しい。


そんな古書店独特の趣を残しながら、今でも広島の金座街で営業されているのが
写真の アカデミイ書店 さん、


私にとっては、古くから鉄道系に強く、定点観測の欠かせないお店ではあったのですが、

そんな鉄道系は、以前だと新刊で5千円、1万円とした類の内容の本が、
カメラの進化、古い写真データの再生の技術の向上、
はたまた、あまり数が売れない本の印刷や装丁にかかるコストが下がったのか、
はたまた、同じ内容でも以前より一般向けするようになったのか

以前と比べると、何分の一かの値段で、優れた印刷のものを見るようになり、
種類も増えたため、古本に頼る率が随分と減りました。

鉄道系に関しては、新刊の書店では、バブルの頃と比べると2倍ないし3倍くらいまでコーナーを
拡大してきていますでしょうか、航空機も1.5倍
もともと全体数が多かった車は7割、オートバイ系ともなると5割から3割くらいにまで
縮小してきている印象を受けます。

新車が売れないというだけではないんですね。

( 困るのは、船系 艦船系は常に人気がありますが、現用のフェリー、貨物船の本なんて
ホント無いんです、、 )


新刊店と古書店の定点観測をしていると、こういう時代の流れを感じ取れます。


話が逸れましたが、ちょっと読みたくなるような本(一般書籍)を揃えている、
あっと驚くような値段の付いた、全集を揃えている 楽しい古書店。

また、歴史を重ねたカープグッズを品揃えしたり、飾られたりされていますから、
他の地域からいらっしゃらっれる、カープ○○さんも、
ちょっと立ち寄ってみるのも面白いと思いますよ!




近年、出版不況が言われて久しいですが、今の書店を見ていると、
広告と、アドバルーンで構成しているような雑誌(全体の半数くらいでしょうか。)は
早晩消えるだろうと思っています。 ここまでコンピュータやタブレット端末が
進化してくると、辞書も学習用以外が苦しい。

しかし、著者の経験や主張をしっかりと披瀝している本や、
優れた印刷による趣味関連の本、優れた内容の小説などは
引き続きいて、紙媒体ならではの強みを発揮し続けていくのではないでしょうか。





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