2015年2月9日月曜日

榮久庵憲司氏の講演会を思い返しながら



昨年11月23日・・・ 広島県立美術館で開催されていた

榮久庵憲司の世界展 に行っていきました。

目的は、世界展に合わせて開催された、榮久庵憲司氏の講演会「わたしと広島」と
引き続いて行われた、上田宗箇流家元、上田宗冏(うえだそうしょう)氏との
対談の聴講が目的でした。


誰もが知る、キッコーマンの醤油瓶のデザイナーとして知られ、


一般の人にとって インダストリアル・デザイン(工業デザイン)って何だ!? という
時代から、その先駆けとして走り続けた方であり、

また、日本各地に、そして広島にも地域分社を置き、
広島や、その周辺の地域にも影響力を発揮するGKデザイングループの総帥。

少々、無理をしてでも行っておこうと、
自分の中で高いプライオリティを持って出掛けた講演会。

御年85歳、自らがデザインしたという車椅子に乗って登壇された榮久庵氏。

・・・そうは言っても、東京生まれの広島育ちで
自らにとって、デザイナーとしての出発点となった広島での戦後体験を
交えながら面白く話されるなど、お元気でいらっしゃられます。





広島の人にとって馴染み深いこれや・・・




これ・・・




そして、いよいよ春から走り始める、この電車も榮久庵氏が手がけたデザイン
だったのでですね!
GKグループ全体も鉄道に強い!


この講演会を聴きに訪れた方々にとって、ちょっと信じがたく思われたであろう、
榮久庵憲司氏逝去のニュース。


一緒に講演会を聴いた友人と美術展を見終え、外に出る前、
ちょうど、関係者と迎えのタクシーを待っていて、
やや疲れた表情で、車に乗車されている氏の後ろ姿が印象に残り、
また、忘れ得ぬものとなりました。


ご冥福をお祈りします。




広島ブログ

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