見かけは旧式だけど、車内は最新設備・・・
はて? いつかどこかで聞いた話のような!?
3月30日、JR西日本より、
やまぐち号に使用する客車(5両編成1本)を新製する旨の発表がありました。
かって蒸気機関車時代に活躍していた旧型客車を、
現在の安全基準、快適性、バリアフリーを備えながら、
つばめ号、はと号 といった当時の花形列車に連結されていた一等展望車のマイテ49や、
全国各地で活躍する姿が見られた、オハ35、オハ31といった普通客車といった、
蒸気機関車華やかなりし時代のの雰囲気が味わえるの客車として復刻させるという
つばめ号、はと号 といった当時の花形列車に連結されていた一等展望車のマイテ49や、
全国各地で活躍する姿が見られた、オハ35、オハ31といった普通客車といった、
蒸気機関車華やかなりし時代のの雰囲気が味わえるの客車として復刻させるという
現在のやまぐち号に連結されている、レトロ客車のコンセプトを、より深めた
画期的なコンセプトとなっています。
画期的なコンセプトとなっています。
近年・・・
鉄道旅行の人気の高まり、産業文化財の保存、活用という考え方の浸透とともに、
各地でSL列車が運転が行われるようになってきていますが、蒸気機関車はともかく
客車は一部を除き、昭和40~50年台に製造された比較的新しい客車を
レトロ調に改装し、専用客車として使用している列車が多くなっています。
やまぐち号の運転開始当初は、まだ各地に旧型客車が残っていたのですが、
観光列車として、一定レベルのサービスを行うために、
新しい客車を使うという選択も、やむを得ない面があったものと思われます。
やまぐち号の運転開始当初は、まだ各地に旧型客車が残っていたのですが、
観光列車として、一定レベルのサービスを行うために、
新しい客車を使うという選択も、やむを得ない面があったものと思われます。
すでに、この客車自体も、その多くが廃車されて、貴重な存在になりつつある
今となっては文化財的な価値を持ち得るものとなりつつありますが、
今となっては文化財的な価値を持ち得るものとなりつつありますが、
現役時代の蒸気機関車に引っ張られて活躍した車両は少なく
蒸気機関車との組み合わせ・・・という点において、今ひとつ物足りなくも感じられます。
現在、やまぐち号で使用されているレトロ客車も、昭和40年台に、急行用として製造された
12系急行形客車をレトロ風に改造したものですが、
近年、老朽化が進むとともに、置き換えの話がきこえてきていました。
JR東日本、JR西日本ともに、蒸気機関車を積極的に走らせるだけあって
イベント用として旧型客車を保有していますが、
ドアが手動であるなど、現在の保安基準に適合させながら運転するためには
人手がかかること。老朽化しているため修理に時間がかかり、部品調達も難しいこと。
また、長期に渡って運転できる状態を維持するためでもあるのでしょう、
限られたイベントでの運転に留めているのが現状です。
ちなみに、近年 新しく製造された客車としては
平成11年に登場した、JR東日本の 寝台特急カシオペア。
平成25年に登場した、JR九州の ななつ星in九州 があるのみ。
このニュースリリースで、まず 客車を新製する ということに驚かされました。
しかも、上記の2列車は豪華列車として運転されているもの。
現在の快適性を持たせながら、蒸気機関車時代を彷彿とさせる車両ともなると
時代考証や、新たな試みも必要になるでしょうから、
時代考証や、新たな試みも必要になるでしょうから、
これまで行われていた、在来の客車や気動車からの改造。
もしくは近年増えてきたデザイナーズのレトロ調観光列車を新製するよりも
製造コストは割高になるでしょう。
今回、製造が予定している5両(グリーン車1両、普通車4両)となっていますから、もしくは近年増えてきたデザイナーズのレトロ調観光列車を新製するよりも
製造コストは割高になるでしょう。
普通切符と座席指定券、もしくはグリーン券で乗車できるであろう
普通客車を新造する!という点だけでも、
普通客車を新造する!という点だけでも、
JR各社のなかでも、意欲的な試みではないでしょうか。
、今後、やまぐち号のシーズンオフには、JR西日本の保有する他の機関車に
牽引させるなどして、イベント列車なども積極的に活用されていくことになるでしょう。
いずれ、京都に建設中の京都鉄道博物館に収蔵する予定の機関車が牽くかも!!と
関係者も、利用者、ファンの夢も膨らみそうです!
いつの日にか・・・
どこかの鉄道会社が、こんな夢のような列車を実現に向かわせるべく先陣を切るものと
思っていましたが、それが地元の会社であるとは思ってはなく、
今回の発表は地元住民として、誇らしくさえ感じられます。
今回の客車の新製も
先に発表された、今後少なくとも数十年は安定的にSL動態保存を継続できるための
、
、
・SLの解体検査に特化した検修庫の新設(梅小路)。
・SL独特の技術を備えた社員の中長期的な確保と実務能力の維持向上の推進。
・D51-200号の大規模な修繕と本線復帰に向けた改造。
・SLやまぐち号に旧型客車を復刻した新しい客車の新製。 (今回発表)
やまぐち号の一部の停車駅をレトロ調に改修。 (今回発表)
・・・といった流れのなかの一環でしょう。 ざっと並べて書いてみましても、
これらの項目について、中長期的な計画に基づいて一体的に進められていることが
読み取れるのではないでしょうか。
・・・といった流れのなかの一環でしょう。 ざっと並べて書いてみましても、
これらの項目について、中長期的な計画に基づいて一体的に進められていることが
読み取れるのではないでしょうか。
昨年、山口線を早期復旧させた意気込みそのままに!・・・といった感じですね。
その時の被害現場に行きかけるとともに、後に
災害復旧現場を見たきた者として、感慨を覚えます。
災害復旧現場を見たきた者として、感慨を覚えます。
さて・・・ 気になる、運転開始の時期はといいますと、
平成29年9月、山口ディスティネーションキャンペーン開催に合わせて
とされています。
平成29年9月、山口ディスティネーションキャンペーン開催に合わせて
とされています。
※ 画像はJR西日本HP 3月30日のニュースリリース。
SLやまぐち号に旧型客車を復刻した新しい客車を新製・投入します一部停車駅をレトロ調などに改修します
”エクステリアイメージ”より転載しています。
”エクステリアイメージ”より転載しています。
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