街へ出かけるついでに、中古鉄道模型もチラ見・・・
あっ!
あら~、この何かと散財の多い時期にマズいものを見てしまったな~~
このドイツの客車、もろに直球だし~
さっさと諦めのつけられる値段ならばともかく、
状態が良く、日本で買う新品の値段の6、7分の1とあれば超格安!
たとえ、今後新品で手に入れるにしても、広島でこの手の客車の模型って、
まずもって見かけることは無く、
東京や大阪の専門店で入手するにしても、事前に在庫を確認しておかないと
確実には手に入らないだろうという品物。
さ、、、 諦めてレジに持ってけ、、、
そういう日なんだよ。 たぶんね。
この模型を見た瞬間に思い出したのが、この写真。
上の写真の模型と比べてみると、左下の車両が塗装は違うものの、
以前、私がミュンヘンのドイツ博物館で見たことのある、この写真の車両と同じ形式と思われます。
この車両、古いドイツの鉄道写真を眺めていると、
よく出てくるもので、詳しいことは知らないのですが、
数も居て、撮影の対象としても好まれたらしいことがわかります。
実際・・・ 私も、ドイツ博物館に、この客車が保存サれているとは知らず、
見た時に興奮したことを覚えています。
質実剛健な雰囲気のなかに「華」があるところがドイツらしい感じです。
一応、編成らしくなるよう、今回手に入れた4両を並べてみると、
なんだかクリスマス列車の風情!
この季節感に、最後は背中を押されちゃった感じです!
さて、今日、私が街に出掛けたのは、
この土日に、広島市内中心部各所で開催される、
広島出身で、世界的に活躍する 大植英次 氏プロデュースの
街角コンサート 威風堂々クラシック を聴きに行くためでした!
その会場のひとつである、広島県立美術館ロビーに到着すると、
私が模型店で時間をかけてしまったために、すでに演奏はスタート。
曲目はベートーベンの第九ですね
第ニ楽章が演奏されていました。
あ! そうなんだな、自分にとって、今日はそういう日なんだな!
ドイツの客車を手に入れて、ドイツの音楽を聴く日 ♪
昨日は、広島市内にしては、珍しい11月の雪を見て、
今日は、ドイツの客車を手に入れて、ドイツの音楽を聴く。
ひと月早く、クリスマスを祝っている気分!
私、大植 英次 氏の指揮の演奏を聴くのは今日が初めて!
その初めてが、寝そべってピアノを演奏しながら、指揮する姿。
何と衝撃的な出会いなんだろう!
しかし、凄い! 大植 氏を含め三台のピアノで、第九を熱演!
ピアノのみの演奏なのに、ものすごく空間的な広がりを感じます!
やがて、第四楽章、それまで聴衆を同じ場所に居て
演奏を聴いていた人達が(正装はしているけれど)
整列して連絡通路へと入っていき、合唱部を歌い上げていきます ♪
モブを見ているみたいだな~!
専用ホールでは無いのに、
県立美術館の、教会を思わせるような音場の良さにも驚かされます!
ちょっと涙腺がゆるみそうになるほどの好演!
生演奏、CDを含めて、これまで私が聴いたことのある第九のなかでも
指折りといっていいほど素晴らしい演奏でした!!