2015年1月12日月曜日

ハノーバー電車200形に乗って!




思えば、鉄道創業のころより・・・


海外から鉄道車両を輸入した例は多くとも、

この電車のように、贈り物として戴いた電車が実際の営業路線上を走るという例は、

日本の鉄道としては、唯一の例となるのではないでしょうか!?


広電のハノーバー電車


広島市とハノーバー市との姉妹都市提携5周年を記念して広島市が贈った、
組立式茶室の返礼として贈られたもの。 広電に入線後、
日本の法律に適合させるための最低限の改造を施して後、運転を開始したもの。

見た目を損なわないようにするためには、クーラーを新規に搭載することが
難しいことから、冬季(11月から3月)の間の日曜・祝日に
8号線(横川-江波)間で運行されています。

なんとラッキーなことに、広電には構造上吹きさらし部分があり、冬場の運行が難しい、
大正元年の開業当初の電車を再現したチンチン電車があるため
こちらが温暖な時期(4月から10月)を担当しています。

( 運転予定日、時刻は同社ホームページに掲載されています。 )




それにしても

これほどウイットに富み、効果的だった返礼も

珍しいんじゃないでしょうか!?



レトロなヨーロッパの電車で、贈り物とくれば

クリスマス電車が、よく似合う訳だよな!


サンタやトナカイさんの着ぐるみが、クリスマスの夜の

まちを走り抜けていくさまは、今や季節の風物詩に。





こぼれ落ちそうなほどに大きな窓に、日本の電車とは異なる車内構造。


窓ガラスの平滑性が、現在のものほど取れてないように思えたのですが、
ガラス自体も歴史的なものなのかな!?

ひっさびさに乗りましたが、テーマパークでアトラクションに
乗っているかの雰囲気ですね! 日常のなかの非日常ってワクワク!

2軸電車ですから乗り心地が悪かったっけかな!?と思いましたが
思っていたほど揺れなければ、悪くもありません。
また、チンチン電車に対して、2倍の出力を持っていて
白島線で運行されていた頃は、速度も出てなかったと思いますが
その気になればけっこう速いんだなと・・・ 彼の地での要求水準のほどが伺えます。 


窓の外を見ると、カメラで追っている人あり、
あっ、ハノーバー電車だ!と思って見つめているらしき人あり、

小さな電車ですが、運転手に車掌も乗務しており、
なんとなくアットホームな雰囲気を醸しだしています!

パスピーを装備していませんので、現金でのご利用になりますが・・・と
停留所ごとに伝えて、了解を得てご乗車となります。
パスピーも現時点では機械が大げさですから搭載が難しいのかな!?




広島ブログ

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